連載回顧録54 今クロダイを釣るともれなく黒鯛がついてくる!的な後編(笑)
前回からの続きでございまする。
そうそう、場所代わりしてからというもの、水温高め、潮流れ良好、流れる方向も理想的でしたから
第2投で早くも1枚をGETしたところまでが前編でしたね。
水温がゆっくりと徐々に上がり始める時期ってなぁこうゆう事がよく有るんです。
それ程に離れたポイントじゃないのに水温が全然違ってたり、
同じワンドの中にでも水温差が顕著に現れたりするんですよねぇ、そこでお魚さんの活性にも大差が出るんです。
全体的に大きく潮が動くような場所でもこうした現象は起こるのに、
まして北陸の内浦では逆に普通に起こっていたりします。
以前、お魚さん達は0、07度までの水温差を感じているという話を聞いた事があります。
人間であれば寒ければ厚着したりストーブ点けたりして自分で調整できますけどね、
お魚さん達は自分から少しでも居心地の良い場所に移動するしか方法が無いんですから大変ですよねぇ。。。。
まぁそんな訳でありますからこのポイントにはきっと、沢山の黒鯛ちゃん達が押し寄せて来てたんでしょう。
1枚釣り上げるとその後また5投以内に次のが当たって来るといった具合でありまして、
35cmをアベレージにしながらポンポンと入れ食いモードになってきました(笑)。
でも盛期の入れ食いモードと全然違うのはその当たりの出方です。
明確な当たりなんぞまず有りませんですぅ(泣)。
この日の18枚の中で、盛期的当たりが出たのは1枚だけ。尾長グレが竿をひったくっていくような?(^O^)
後のは全てかなり細かい前当たりを見逃さないように注意しつつ、
誘って、送って、待って、聞いて、また待ってみたいな(笑)、ホント面倒臭いけどオモロイ感じです。
棚もはっきりしてました。
棚っちゅうかまぁ、底で喰うんですけどね、これが悩みました!
ウキから針までノの字に流して、刺し餌が底を舐めながら流してもあまり当たってくれなかったんですよ。
不思議な事にもっと糸を送り込んで、同じノの字でも、う~~ん、何て表現したら良いのかなぁ?(泣)
喩えて言うなら、
ハリスのね、針上30~50cm位の部分が底を擦ってる。うん、そんでもってその先にほんの少しだけ浮き上がった感じで刺し餌が先行してるようなイメージ?
なので、仕掛けを底に這わせるっていうのともチョット違う感覚なんですが(泣)、解りにくいですよね?(爆)
でも少なくともオイラの中ではそんな感じで攻めていると反応してくれたクロダイは多かった気がしますです、はい。
13枚か14枚を釣り上げた後でしたね、この日の最大のイベントが起こったのは(笑)。
もともとこのポイントは水面にチョコっと出てるだけのメチャ足場の低い場所ですから、
遠投するといくら偏光グラスをしていてもウキなんぞ全く見えません。なので普通に糸と竿先で当たりをとる訳なんですが、
軽く竿先を1回ツン、と揺らすような前当たりが殆どだった中、
こいつは違ってましたぁ(笑)。
ホント、5cm?
竿先に「ツン」と触ってから穂先が戻って来ない?待っても送ってもそこから先は全く反応無しでありまして、
そ~~~~~~~っと聞いてみても反応無し。
「底掛りか海草かな(笑)、回収しますかぁ。」
そんな感じっすから、竿を手前に煽ったらあはは、ごくいつもの根掛り的に竿の胴からガッツリと竿がしなりまして。
「ですよね~っ(笑)。」って今度は竿を1直線に向けて引こうと、え?何なに?・・・・・・!!!さかな喰ってる!?
そうなんですよ、喰ってやがったんですよコレが!
まぁオイラもかなりビックリしましたけど、奴もそれ以上にビックラこいたんでありましょう(爆)、
いやぁ走るはしる!止まりまセブン、糸は持って行かれっ放しの大放出中!
この数年間に味わった事のないめっちゃヽ〔゚Д゚〕丿スゴイパワーでありまする!
「いやぁ、やばいヤバイ、どーちまちょ!竿がゼロ号だけに限界超えじゃヤバ過ぎるしっ!(汗)」
竿はのされるってよりも、むしろ逆に、これ以上曲がれないので後は全て糸の負担でーす!みたいな。
そう書いたら結局、糸が切れて縁も切れて?的な?バラシで終わりって感じでしょ?と思うでしょ!
残念ーーーーーーーーーーんっ!
何と、ポロッと、針外れでの終了。。。。。。そっちか(笑)。
そうですとも、思い起こしてみれば原因は明確ですよ、だって合わせ入れてないんだもんね、ボケ!自己責任だ!
あぁぁあぁぁぁ・・・・・・・・デカかったなぁマジ、それも絶対的に黒鯛だったよねぇ・・・・60?。。。。。。(泣)。
ずーっと黒鯛ばかりを勉強してきたオイラですが、
こんなところでこんな初歩的なミスして、滅多に無い大チャンスを台無しにしようとは、相当に凹みましたよ。
案の定この後はしばらく当たりは遠のき、再びコマセをしっかり効かせて次の群れが入って来るのを待ちました。
1時間位経ちましたかね、またポツポツと黒鯛は喰ってくれましたがぁ、やっぱまだ凹んでましたよ。
16枚目をGETした頃から、今まで順調に流れていた潮もピタリと止まってしまい、
やがて逆向きに流れ始めました。
こうなるとここではかなり厳しい状況であります。でもコマセももう残り僅か。
粘ってねばって、1時間に30cmクラスを2枚追加して終了とあいなりました。
トータルで18枚は(*≧∀≦*)ウレピイ結果ではありましたがぁ、
うまく合わせきれずに空合わせしてしまったり、すっぽ抜けちゃったり、
極めつけは合わせずして特大サイズをバラシてしまったりとまぁ、未熟さを痛感させられた1日でもありました。
その後弟子君もここに釣行して、3枚をGETしてきました。
「惜しかったんです!夢にまで見た念願の歳無しを釣ったぞーっ!って、でも何回も測ったんですけどどうしても1cm足りませんでしたぁ!そんな甘くないって事ですよねーっ!」との報告でしたが(笑)。
また暫くして連絡が有り、
「すんまそん、、、、メジャーの見方が違ってたみたいでぇ、、、あれ44cmだったみたいです(汗)。」
な~~~んて、超かわゆいコメント!(爆)
ま、お互いまだまだ修行の身ですなぁ。(*゚▽゚*)