2013年5月を振り返る

2013年10月09日 20:48

5月も穴水中心に釣行。基本的に狙う場所は4月と大差ないんだけど、ジワジワと水温も上がりだして餌取りの動きにも活性が見られるようになりました。フグはまぁ、年中だから仕方ないにしても、ウグイが俄然と活発になり、グレの姿もチラホラ見えてきました。水面を1、海底を5と仮定するとフグは1~4、ウグイは2~3、グレは3~4(但し、コッパはまだ寒いからか殆ど見えなくて、25センチを超えるサイズが主体)の棚に集中。黒鯛は4~5ってとこでしょうか。

水深がそれほど深くない場所、そうだなぁ、4mくらいの所ではやっぱ、ある程度潮が動いてないと難しくて、逆に6m以上ある場所ではなるべく深いポイントを選択する方が良い感じでした。まだまだ水温が低いので全体的に浅いような場所だと、潮流によって冷たい水が滞留しにくくなるだろうし日中、太陽が照らせば僅かでも水温は上がってくれる。深い場所なら底に向けて水温がやや高めになる状態が多いからね。水温って、魚にしたら体温と同じようなものですからなぁ。

オイラが集中して狙ったのが水深4~5mのポイント。海藻がしっかり繁茂してて、その根っこの岩場と砂地が混在してる所です。この頃に釣った黒鯛は腹子の熟成度がまだ7割強って感じでしたが、本格的産卵モードに切り替わるギリギリのライン。って事はやっぱりかなり藻場を意識し始めてて、少しでも良い環境をと活発に探し回る時期だと判断したんです。

沖側から手前の藻の森に入って来られる道が有る。森の茂りも密集してる。潮通しも良くて暖かい。餌も豊富。人間なら寒い時には着込むだけで良いけれど、黒鯛にとっては潮流が温風だし藻場がコタツ代わり。産卵するベッドも困らないし食事にも困らない(笑)。居心地が良い訳ですな。

餌取りが増えてきたとは言え、瞬殺で餌が盗られるような状況でも無いので、ここもボイル1本で行きました。コマセを遠投して藻場の入口から通路、そして喰わせポイントまでライン状に入れながら、先月と同じ要領でユックリと誘いながら落とし込んで行きます。ゼロゼロのウキで、仕掛けが馴染んだらそのままウキも一緒に落ちて行くように落とし込むんです。ウキが沈んで行くのに合わせながら、穂先でついて行って、竿先からウキまでの距離を一定に保つ感じに追いかけます。

ウキの沈下速度が急に早くなったり、道糸がピンと張ったり、穂先がスっと押さえ込まれたら当たりです。いずれの場合にも竿の動きを制して、穂先に生命反応を感じたら柔らかめに合わせます。強く合わせると高確率でスッポ抜けますよ!針に乗ったのを確認したらもう1度ソフトに合わせを入れて、そこからは先月と同じやり取りを!コマセ入れ忘れないでね(笑)。

5月は初旬と下旬では水温差がかなり出ます。餌取りも含めて魚の活性も極端に変わってくる時期です。それだけで攻める手段や考え方も大きく変える必要が出てきます。まして、産卵期特有の喰い渋りも顕著になるのでなかなか一筋縄では結果を出せません。そこが知恵比べで面白いんですけどね。

5月は中旬と下旬に1回ずつ、合わせて2回しか釣行出来ませんでしたがそれでも、16枚をゲット。まずまずですな。