2013年10月を振り返る

2013年11月05日 08:08

10月に入ると朝もぐんぐん寒くなって来て、一番に海の中を覗き込むと透明度も日に日に増してきているのが伺えました。人影が水面に映るだけで、どこからともなく何匹ものフグが寄って来たりして、釣り人の多さを伺い知ることができます。えっ?そんな事で何で解るの??ってお思いでしょうが(笑)、条件反射と言いますか、飼いならされてるって言いますか、池の鯉と同じ原理なんです。ほら、餌をやる前に手を叩くことを日々繰り返すうちに、それを覚えて今度は手を叩くだけで寄って来るようになるってやつですよ。自然界でもそれは普通に起こっている事でして、釣り人が多い釣り場などでは水面に人影が映っただけで「ワォ!もうすぐ餌が戴ける!」って、学習したお魚さん達が集まって来るんですよね。

磯釣りなどでは渡船のエンジン音が合図になったりしますよ、不思議と渡船屋さんの船以外のエンジン音では集まらないくせにね(^O^)、したたかに生きている訳なんですねぇ、お魚さん達も。

話がそれてしまいましたが、透明度が増して来るって事はジワジワと水温も下がり始めたって証なんですが、それでもまだ餌盗りは活発です。でも変化は必ず見られるものでして、餌盗りの種類や大きさ、活動範囲や棚など、以前とは明らかに変わってきました。グレの良型が少なくなって小型ばかりが喰ってくるようになった、サヨリが鉛筆サイズからキュウリサイズに成長して刺し餌まで積極的に追うようになってきた、アジは数が増して大きさも大から小まで色々になり全層で喰ってくる、フグに混じってカワハギまで活発化してきた、撒き餌に群がるボラの数が少なくなっては来たが大型化してきた、等等、様々に変化は起こっているんですよ。

わ~っ、今日も餌盗りだらけだぁ、、、って結局いつもと同じ惰性と諦めの攻め方しててもダメ。奴らの状況をよく観察すると前回の釣行時と似てるようで実は全く別ものだって気付く筈です。それが考える元になって、攻め方や喰わせる場所も当然変えていかなきゃダメなんですね。もともとこっちは遊びですが、お魚さんたちは命懸け、生半可には行きません。仕掛けや道具を介して、お魚さんをカウンセリングしながら探っていくしか方法は無い(笑)。

なので10月は1日のうちでも本当に色んなことして攻め続けました。仕掛け変更回数は多分、年間の中でも最多だと思います。そしてその何倍も、投入点や流し方、コマセワークなども変えました。つまり、今月はこんな感じでした!って明確な平均的なものが無くて、毎回違う攻め方で喰わせたとしか言い様がありません。参考にならんでしょうなぁ。。。。

ともかく10月は、3回の釣行で17枚、最長寸もかなり寂しげな41m止まりでありました。刺し餌は殆ど、コーンとサナギでした。朝一番がゴールデンタイムでしたな、餌盗り動き出すちょっと前だからね。