連載回顧録38 「玉砕」何て魅惑的な言葉だ!
玉が砕けると書いて玉砕。
玉が砕けたらさぞかし痛いだろうな、いや、痛いでは到底済まないだろうし、気を失うくらいの瀕死の状態だろう。
つまりそん位の辛さというか、切なさを彷彿とさせる言葉だ。う~~~~ん、実に痛い(´;ω;`)。
見よ!この弟子の鎮痛なうなだれかた!
釣り場に着いて真っ先に用意したタモ網を、たった1度も使う事なく仕舞う切なさ・・・・・
そしてそれと同時に、クラーボックスもタモも、ストリンガーさへも、今日は洗わなくて良いのだ!
何てラッキーなことだろう!有難い、うん、本当にありがたい!
余力などこれっぽっちも残っていない程に闘い続けた今日だ、帰ってから魚をさばいたり
余分な洗い物をしなくても良いのだ、そう思えば幸せな気持ちになれるではないか!(*゚▽゚*)
こんなに美しい景色をじっくりと堪能しながら、ぽっちゃりと太ったフグ達に針とサシエを存分にご馳走してやり、
鉛筆サヨリには何度も体に刺さった針を抜いて逃がしてやったり、キープサイズのアジなんぞ、
少しの間だけバケツに活かしておいたけど気づかないうちに勝手にリリースしてあげたりとやるべき事は沢山してきた。
しかも、大きな黒鯛さんやキーパーなグレちゃんには絶対に怪我をさせないよう最初から相手にせず、
たまたま挨拶に来てくれたチビ黒鯛君にはとりあえず「お婆ちゃんにはくれぐれも宜しくお伝え下さい。」と、
丁重にお願いをしてお帰り頂いた訳で、それもたったの1回だけ!ね。
なので、はい、オイラ、ここ嫌いです。
今日は弟子もオイラも同点。おチビちゃん1枚ずつ。
玉砕。
あぁ何て素敵な言葉・・・・・
(ToT)(ToT)(ToT)(´;ω;`)