脈フカセ!恐るべし!

2014年02月06日 16:24

もうこの釣り方を始めてから23年も経ってしまったけど、寒チヌの頃には特に効果的で、今でも釣行の度に研鑚を重ねてるんですよ。

きっかけは何だったかといえばブッコミみたいに重いオモリを使いたくなかったことと、遠目のポイントでも的確に探りたかったんですよ。要するに脈釣りの要領でかなり広範囲を探りたかったんですよね。特に水温が10度を下回ってくるような北陸の冬には、底近くに的を絞りながらもほんの少し上ずったクロダイも探れる便利さが有ります。

仕掛けはウキフカセと基本的には変わりません。B ~ 5B のウキを使用して、ハリ上50cmから1mくらいの辺りに使用するウキの負荷相当のガン玉を打つだけ。ウキ止めは使用しませんのでイケイケ状態です。パターンや棚が明確に解ればウキを固定したりナルホドウキ止めを結んだりはしますが、問題はそのパターンを見つけ出す所にある筈なので、探る間はこの仕掛けで通したりします。

水深や潮流、海底地形などによってオモリ負荷はなるべく小さなものを選択しますが、単純にフカセと異なるところは最初からドボンと底まで仕掛けを落としきる所です。

そう、中途半端に探らず、底からふわりと浮かせて、またフォールさせる。これを繰り返していく。いいですか?脈釣りなんですから。(笑)

ウキの形状や自重などによって違いはありますが、オモリが着底する前と後ではしもり方が変わりますからよ~~く観察していれば解ります。但し、解ろう!って意識してやって下さいね、微妙ですから。でも絶対に体得できます!(笑) なので最初は大きめのオモリからスタートして感覚を掴むのも早道かも知れません。

そして流しながら、時折道糸修正しながら、脈感覚の釣りをします。怪しげな当たりが有っても食い込んで来ない時にはオモリの位置を上げて、フカセる部分の長さをとるのも効果的です。

あと注意点としたら、フカセ釣りのように潮筋に素直には乗せ辛くなりますので、コマセを入れる場所やコマセのカーテンの作り方にも工夫が必要になります。どうしても斜め手前になって来ますので。落ち込みで食い込めばしっかりした当たりがウキに出る事が多くなりますし、脈の状態で食っても、竿先や糸に直に当たってきますので大胆な当たりにビックリする事でしょう。慣れるとメッチャ面白い釣り方です。

また、同じ仕掛けで磯際やヘチなど、落とし込んで行くことも出来ます。ウキのトップから糸を立てて、ビューンと仕掛けやエサを一気に落とし込む事も簡単ですし、ウキの負荷を利用してブレーキをかけながらユックリと落とし込んで行くことも出来ます。こうした時は当然ですが超ダイレクトに当たりが伝わります。

勝手に名前をつけて「脈フカセ」と呼んでいますが、参考になる事がもし有りましたら是非、お試しください。

あ、それと補足ですが、状況によっては名古屋釣法式にハリにガン玉を直打ちする事もあります。これもまた、めっさオモロイ!(笑)

ではまた。