深場のチヌ攻略法 その2

2014年02月14日 18:57

前回はコマセについてのヒントを書きましたが、今回はそのコマセに合わせていく為の仕掛け、攻め方について書こうと思います。

まずその一番肝心な絶対条件ですが、底とりをしっかりする事です。底近くのみ動いているであろうクロダイを攻める訳ですから、サシエサがそのクロダイの棚にビッチリと合っていなければ喰う訳がありません。だいたいこれ位!っていい加減な攻めではまず厳しいのですよ、本当に。オイラはゴム管オモリの1~1.5号を必ず携帯していますが、そのゴム管部分にハリを刺して投入します。オモリは小さな放物線を描くようにグングンと沈んでいきますが、ウキ止めまでが短ければ当然ながらウキもズブズブと沈んで行きます。逆にウキ止めまでが長すぎれば、ウキは余裕のヨッチャンでプカプカ浮いたままですよね。

それを調節しながら、自分がポイントになると想定している周囲を何か所か計っていきます。何度か計っているうちに底の形状も解ってきますし、正確な水深も把握出来てきます。そしてその中でも最大の喰わせポイントになるであろうピンスポットの水深を基準にしてウキ下を決定するのです。しかしこの時ですが、オモリが付いてる状態だと仕掛け全体は底に向かって引っ張られたようになっていますから、それにウキ止めを合わせてしまうと今度オモリを外した時、仕掛けはフカセ状態となってサシエサの棚も上がってしまいます。ですから、オモリ付きの時よりも1ヒロ位は長くとった方が正確になるのであります。

以前の記事で脈フカセについて書きましたが、あの釣り方は10mもあるような場所ではかなり苦しくなってしまいます。どん深の釣り場ではウキ下を底に合わせて集中して攻める事が絶対的有利と言えるんです。そして、ウキの負荷も大きめが良い。どうせ底近くを釣るんですから興味ない棚については飛ばしてしまえば良いのです。オイラは5Bくらいのを多様しますよ。ハリス2ヒロ、オモリ、ストッパー、ウキ止めまででセットした水深になります。ハリスにもガン玉をよく打ちます。それもまずいち早く仕掛けを縦に安定させたいからです。但し、仕掛けが馴染んだ時にはやっぱ、ウキがシブシブになるようにしましょう。当たりがシビアであるのは当然。クロダイそのものがシビアになってるからです。

そしてこの重めの仕掛けこそがあの粘度のあるお団子マキエに同調しやすくなるんです。縦方向に沈んで底近くで効くコマセ。そして同じく、縦方向にシッカリ馴染んで底近くで緩やかにフカセる仕掛け。同調するのはかなり高確率になるんですよね。

あとはどうやってその状況の中で食わせるか。次回はそこを書いてみようと思います。

お楽しみにぃ~~~~っ!(笑)