新連載1 クロダイこませ検証考その1 まずは人気のブレンドで試してみた!
さてさて、前回の予告にもありましたように我らクロダイのふかせ釣り愛好家にとって不可欠なアイテム、
「こませ」について今回からジックリ掘り下げて書いていこうと思います。
あ、連載回顧録は終わった訳ではありませぬ。並行してUPして行きますのでそっちも今までどおり宜しくです(^O^)。
で、クロダイこませ検証の記念すべき第1回目ですが今回は今話題の集魚材を使って、
その噂の真偽を確かめてみようとやってみました。はい。
今回使用したのはすっか人気が定着したBチヌ、白チヌを凌ぐほどの話題の商品「チヌパワームギ」をベースに、
まとまりを良くして遠投出来るようにV9遠投とオキアミ3Kgを配合。
活さなぎミンチ激荒を半袋混ぜて、その残りを刺し餌用に回しました。
刺し餌は激荒以外に「喰い渋りイエロー」と「喰わせ練りえさチヌ」の2種類の練り餌と念のためボイルを少々用意。
写真のアイテムと砕いたオキアミに海水を加えてよく練り込み(マゼラーもいいけど素手が一番いいよ~)、
全体がシットリしてややボソッとした感じに仕上げます。
バッカンの内壁にコマセ杓をギュっと押し当ててコマセをすくい、スナップを効かせて投げると30mくらいシュ~~~ンと
綺麗にまとまって飛んで行く位にね。
投入するとき手を振り下ろさず、耳の横でピタッと振るのを止めるイメージにすると距離が出ますよ~っ。
ちなみにド遠投したい時には遠くのウキに狙いを定めるよりも、ウキの方向の上斜め45度位を狙うようにするとかなり飛距離が出ます(((o(*゚▽゚*)o)))。ご参考までに。
釣行日 平成26年8月28日(木)
釣り時間帯 午前7時~午後2時まで
フィールド 能登島南西部
天候 晴れ 時々 くもり 風 釣り座に対し右斜め前方からやや強い
海の状況 流れはゆっくり 午前中は右から左、お昼前から逆向き やや濁り有るものの水深2m位まではっきり見える
ポイント 足元から15~35m先の水深4~6mの駆け下がり 所々に小さな根が点在する砂底
仕掛け 竿0号 道糸1.5号 ハリス1号4m ウキG5 道糸ハリス直結、結び目上にナビストッパー 針チヌ5号
①当初結び目から上1mにウキ止めで棚固定、ナビ直下にオモリG3装着
②クロダイの喰いが上がり、ウキ止めをウキの頭まで下げてほぼ固定仕掛けに変更
③最終的には00ウキ、ナビのみでスルスル、ハリスも2.5mに。
まずはコマセを竿1本先ほどの見えやすい場所に撒いてみます。
ボール状で着水すると50cm程までそのまま沈み、そこからワラワラと砕けながら沈んで行きます。
壊れながら沈んで行くのですがその時、成分の麦を主体にした大きめの成分がまるで雪が降るように広がりをもって落ちていきます。そしてそれをゆっくりと追いかけるような感じで細かい粒子の幕が覆い被さって拡散して行きます。
最も細かい粒子はさらにさらにうんとゆっくり、その代わり大きく広がりながら漂うように落ちて行きます。
な~~~~るほど!こりゃいい感じ!種類にもよりますが多くの餌盗りどもを中層までに足止めする効果も期待出来そうですし、そのすぐ下の本命もガッチリと滞在させられそうです。
要するに、キッチリとしたピンスポットのポイントを作りながらも、潮下に向けてコマセの帯を広げて行く訳ですね!
しかも人間で喩えて言えばウナギやら焼き鳥の香り、おねえちゃん達の香水の香りについ振り向いてしまうような、
酵母やらフェロモンやらがギッシリと詰まってる訳ですからこりゃ堪りません、イチコロですわ(*゚▽゚*)。
で、いよいよ実釣開始であります。
まずはコマセを広範囲に入れて、タックルやタモ、身支度を整えます。
この時も同じペースでコマセを切らさずに投入して行きます。で、少しずつピンポイントに投入場所を限定して行きます。
この間10分ほど。しっかり準備出来たところで刺し餌を付けて第1投です。
海面を観察してみるとアレ?珍しく今日は餌盗りも殆ど無いみたい。海面は静かで奴らの波紋も出ていません。
「餌盗りさん達が居ないんならボイルで行ってみる?」
最初はオキアミからスタート。
仕掛けを投入してコマセを入れ、道糸を手直し。もう1発コマセを被せて、お~~し、今日も (∩´∀`@)⊃宜しく!
足元に置いたコーヒーを手に取ろうとした瞬間、アララッ!!!!!
いきなり竿がひったくられちゃいまして半身の態勢でヘナチョコ合わせ(´;ω;`)!
態勢を立て直してもう1発しっかり合わせを入れましたがガンガンと右に向かって走ります!
もう完全に出遅れちゃって先手を取られてますがそれならばと、自分も右に走って移動。。。。ヤバイ。
右には海藻たっぷりの大きな岩盤と沈みテトラが有るのでそっちは勘弁して頂きたい。
竿をしこたま操って何とか釣り座方向に向きを変えて頂き、ホッ。。。。
ツッコミも躱して浮かせてみたらアラ~、いいじゃないのぉ、デカイよコレ!
てな訳で何とど初発から50.5cmの辛うじて歳無しさん!(^O^) ヤバかったぁ。当たるとこ全く見てねぇし(笑)。
取り込んでからコーヒーですわ。
気分良く第2投目。今度こそ釣れちゃったんじゃなくて釣らなきゃね。
コマセ投入、仕掛け投入、道糸道糸修正、追い打ちコマセ。
ウキが水面直下に落ち着いて漂い始めます。されに10cmほど押さえ込まれ、穂先に少し遊び糸をやると、
スルスルと加速しながらウキが沈み、穂先まで持って行きました!
ガツン! やったぁ、これも間違い無くクロダイです、ゴンゴン叩いてきます。
いなしながら寄せて取り込んだのは36cm。いいねぇ!(*゚▽゚*)
もう群れの皆様がオイラの餌を順番待ちしてんじゃないのぉ?
すっかり上機嫌での第3投目。
こいつもスコーン!とグレちゃん並の当たりで釣れて来ました29cm。ちと小型だな。
でもどうなちゃってるのぉ?たった3投で3枚ですよ、ひょっとして今日、百投して百枚ってこと????!
ヤバイね(((o(*゚▽゚*)o)))。
でも結局、連続当たりはあっさりココまでだったんですよ、そりゃそうですよね、そんな甘くないです。
クロダイの当たりが遠くなるのと同時に餌盗りさんの活性が一気に高くなりました。スタート時に餌盗りが居なかったのは恐らく、クロダイがウロウロしてたからなんでしょうね。て事は?黒の群れは去った??
鉛筆サヨリ、小アジ、ふぐ、ウグイ、コッパグレ、ヒイラギなどが乱舞する時間帯に突入し、どの刺し餌も瞬殺される中、
練り餌がやや有利となり、暫く振りにクロダイ(?)を掛けたんではありますがぁ、このサイズ(´;ω;`)。
どうにもならないんだけど、同じ魚種が餌盗り(?)になった時はかなり釣り辛いんですよね。
ここからは暫くずっとこの状況が続いて、餌盗り黒鯛(笑)に遊んでもらう時間ばかりが流れました。棚もどんどん上がって来ているようで、一般の餌盗り(笑)達のすぐ下に餌盗りのクロダイ(笑)が待ってるような。
でももっと深い棚まではどうやっても刺し餌が持たないみたいな。苦しい戦いやねぇ。。。。
仕方無くお弁当の塩焼き用に27cm上のを3枚キープ。とうとうコマセが底を尽きましたぁ。
これが当日の釣果であります。
検証しての感想と備考
1 集魚力は相当なものだと体感出来た。この釣り場はよく訪れる場所だが、それ程特徴的なクロダイ環境ではない為、殆 どの場合コマセに魚が寄るのにある程度の時間が必要になるのだが、最初から連発したのは初。短時間に周辺から本命を寄せるだけの威力があると言える。
2 最初の予想通り、様々な成分の比重差で餌盗りと本命の層を分割出来るのが嬉しい。今までのものにもそうした効能はあったのだが、もっと曖昧な部分が多かったので特徴的に感じた。
3 最終的にはチンタクラスが入れ食いになったのだが、言い換えれば同じ魚種が最後まで活発なままで居られる程に、摂餌行動を促し続ける効果は絶大だと感じた。
次回は今回使用した刺し餌、練り餌2種と激荒の中身、サナギとコーンについてレポートします。
お楽しみに~~~~ぃ!
(((o(*゚▽゚*)o)))(*゚▽゚*)(((o(*゚▽゚*)o)))