所謂ところの浮きチヌについて その3

2013年10月16日 17:12

釣り場を選ぶキーポイントはどこでしょうか?昔から実績のある場所?前回釣れた場所?テレビで放映されたとか新聞や雑誌に取り上げられた場所?あなたは何を基準に選びますか?

オイラは結構適当です(*゚▽゚*) 今年は自分なりのデータを集めるのが主要テーマなので、初めて入る場所がものすごく多いのです。向かい風強風とかだとさすがに辛いので、そんな時には風裏になるような場所を探して入ったりはしますが、後はそうだな、水深が膝くらいしか無いとか、藻が遠投しても追いつかない位に沖まで生えてるとかは別として、やれそうだなと思う場所では大抵1度は攻めてみます。そうした面ではこだわらないんですが、そんな釣り場に立った時からの攻め方にはかなりこだわります。

まずどの辺りに居て、どこで黒鯛が喰ってきそうかを考えます。次に、どこで掛けた魚を取り込むかを考えます。そして潮の流れ方。どっち向いて流れてるのか、早いのか遅いのか、二枚潮なのかそうでないか、そうゆう事。で、水温。手っ取り早くバケツに水を汲んで手を突っ込む(笑)。シビアにするなら水温計で表層と底近くの2箇所は測ってみたいですな。

そうした条件を考慮した上で、その2でも書いたようにコマセを作り、どこにどれ位どんな感じで投入したら良いかを考えます。で、仕掛けはどんなのにして何処に投入してどう流すかを組み立てて行きます。

そして第1投。実際にシュミレーションしたようになってるかを観察し、修正すべき項目があればその都度変えてやってみます。オイラの基本理念は、3回同じ仕掛けで流しても何らかの結果や情報が得られない時には必ず、何かを変えるって事なんです。攻めている棚や仕掛けの中の何か、餌の種類や付け方、オモリの位置や噛ませ方など等、その全ての組み合わせにしたらメッチャ沢山変える要素が在る訳なんですね。ついでにコマセを入れる場所や入れ方、流す場所や流し方、そうした事柄まで合算しちゃうと星の数ほど組み合わせが出来てしまい、一生かかっても攻め尽くせない訳なのであります。そう、その釣り場で自分の一生が終わってしまう(ToT) 

第2投、3投としていくうちに今度は餌取りどもの活性や種類も観察します。足の早い奴か遅い奴か、際や足元に居るのか沖まで出て行くのか、それによっても攻め方を変える必要が出てくるからです。

そうやってどんどん攻めて行くと様々なヒントが貰えますし、そのヒントを紐解いていくと最後には結果としてご褒美の釣果が与えられるんです。暫く頑張って、あの手この手で攻めても何の結果も気配も無いなら、いっそ見切りをつけて場所移動した方が良いと思います。要するに、今日の釣行を目いっぱい中身の濃いものにするって事です。

そうそう、付け餌のオキアミとかサナギとか、ちゃんとまだ針に残っているのか、半分になってるのか、盗られたのか解りますか?素針になってるのにずっと流していても全くの無駄な時間です。一日の大半がそんな状態でしたら何の為に釣行したのか、半分以上は日光浴だったのか!な~んて事になっちゃう。道糸を張りながらそっときいてみて下さい。手に微妙に感じる抵抗感で解ります。ウキを良~く観察して下さい。シモリ方が僅かに変わります。常に解ろう、解ろう!としない限りは絶対に解らないと思います。でも意識しながらやり続けていくうちに絶対解るようになります。この鈍感なオイラでさへも体得出来たんですから間違いありませんよ、妙な自信ですが(笑)。これで無駄な時間を大部分カット出来ちゃいます!でもね、これが解るようになるって事は実はとても凄い事でして、技術的にも一段と目覚しい成長があります。何故ならば道糸を張るって事を覚えますし、仕掛けにも大きな遊びが出来なくなるので当たりがすごく取れるようになるんです。子供の頃によく遊んだ糸電話と同じこと。せっかく貴方に黒鯛からの熱いラブコールが有っても、糸が弛んでいたら全然解んないですもんね。実はずっと頻繁にコールを受けてたも知れないんですよ?(笑)そう思ったら悔しいじゃないですか(^O^) 

黒鯛はそこに居れば必ず何らかの信号を送って来ます。慣れてきたら、これだけやって釣れなかったのはそこには居なかったから!って豪語出来るようになります。ポイントの見切りもシッカリできれば、居るとこ居る場所に移動してどんどん攻められる。結局はこれが数釣りにつながってくるって訳なのです。

あらら、で、肝心の浮きチヌについてはどうなってますか?たしかタイトルには何度も出てきてる筈なんですが(笑)。

この続きは是非とも、その4でね。