回顧録4 釣りにのめり込んだ あ・の・ひ 3

2014年03月06日 12:08

人生初の黒鯛が52cm。普通ならあり得ない位に狂喜乱舞するところでしょうが、それなりの感動と手ごたえと充実感は有ったものの、簡単にリリースしちゃったんですよ。まず、デカイ!って思ったんですが雑誌のグラビアを飾っているのは殆どこんなサイズばかりですし、釣れてくる黒鯛ってのは皆、こんなサイズなんだぁって普通に思い込んでたこと。次に、持ち帰ろうとも思ったんですがこうゆう日に限ってクーラーボックスをもって来ていなかったこと。さらにビニール袋にでも入れて、とも考えましたが夏でしたからね、腐っちゃうんじゃないかと(笑)。結局はまたすぐに釣れるし~~っ!ってどこから来るのか理解できないようなタップリの自信から逃がしてしまったんですよ。

いやぁビックリでしたね!次の日皆さんに聞いて回ったら、黒鯛は50cm超えたら魚拓サイズだぞっ!って言われ、、、初心者の認識ってのはいかに誤ってるか再認識させられちゃいました。確かにそれ以来、数匹の黒鯛を釣りあげては来ましたがチンタと呼ばれるサイズばかり。35cmをゲット出来るまでに数カ月もかかってしまった気がします。

そしてもう一つの念願だったスズキもエサ釣りながら65cmをゲット。名古屋ではマダカって呼ばれるんですが、いわゆるフッコですね、60cm無いとスズキとは言えないらしいんですよ、ギリギリの「スズキ!」ゲットでありました。

とりあえずの念願だった黒鯛とスズキの目標も強運だけで達成できましたから、次の目標に向かわなければなりません。それがグレだったんです。はい。

その頃通っていた名古屋港や知多半島辺りにはお目にかかれないお魚だったので、次第に三重県や静岡県に進出していきました。しかも磯は危ないって思ってましたから堤防主体。生涯初のグレちゃんは多分、15cm位だったような(笑)。釣ってはリリース、掛けてはリリースを繰り返しながら、たまに混じってくる25cm位のだけを持ち帰ってました。

ある日三重県南部の漁港に釣行し、その頃の自分にしてはまずまずの好釣果にニンマリしてたんですが、そこに磯渡しの船が戻ってきて釣り人たちを下し始めたんです。その中の一人に「どうでした?釣れました?」って聞いてみたところ、「あかんわぁ、今日は今一つ釣れんかったねぇ、数も型も全然だわ。」と答えながら開けて見せてくれたクーラーの中には30cmを軽く超えるグレが数枚!ド肝を抜かれてしまったのであります。磯に渡るとこんなに違うもんなのか!いやいやいや、相当なショックでしたよ。

そこからはもう、磯に渡る事しか考えてませんでしたね、本当に。でも悲しいかなオイラの周囲には磯釣りする人なんぞ誰一人居ませんでしたからほとほと困り果ててました、行きたくても行けない、、、、的なね。

そんなある日仕事の休みにたまたま入ってみた釣り具屋さん、いつもの店とはかなり異なり、磯釣りや大物釣りの道具が所狭しと並んでいるのを見て、「これはもしや!救世主現るかも!」と、直観的に運命的なものを感じて思い切ってその店の大将さんに相談してみたんです。

いやぁ、正解でしたねぇコレが。今思い起こしてもこの出会いが自分の釣りを変えてくれた3本の指に入る大きな要因になったと思ってます。大将はこと細かにアドバイスをして下さって、オイラのようなまだ今から入門しようとする程度の者にまで懇切丁寧に教えて下さいました。安全面や気象条件なども考慮して、一人でも比較的安心できる渡船屋さんまで紹介して下さいました。いよいよ良型のグレに出会えるんだ!そう叫びたい気持ちでいっぱいになってました。大将の店を出る頃には夢と楽しみで心のクーラーは既に満タンになってました。

そして次の休みの初磯釣りに備えて、渡船屋とエサ屋に予約も完了。ホントまじ超眠れない時間を過ごしましたよ(笑)。

 

とうとう来たぜ~~~~~ぇっ!!!!!!!!!!はるばる来たぜ~~っ、渡船乗り場へ~~~!

 

はいはい、この続きはまた次回をお楽しみにね~~~!(笑)